製品情報 2023.04.15

hanaemu
―花言葉を形にする―

食事に“箸置き”を使うと、時間をかけてゆっくり食事をすることができる。

箸を置いて食べることで、急いで食べるよりも、健康によく、最近ではダイエットにもなると言われたりしています。しかもテーブルの上に直接箸を置くより衛生的です。
世の中にあふれる箸置きは具象的なものであったり、小さな彫刻作品のようであったり様々。お気に入りの箸置きが見つかると嬉しいし、沢山集めてその日の気分や献立で選ぶのも楽しい。

セラミック・ジャパンが2022年に発表した箸置きhanaemu(ハナエム)は、花びらの形と色が施されています。形状は、植物が持つ有機的な部分を大切にして作られ、軽やかに見える工夫もあります。

私たちが表現したいのは花びらの色。その花が持つ花言葉です。

花言葉は西洋から伝わったものですが、今では日本の伝統的な花々にも付けられ、花を贈るとき、飾るとき、庭を彩るときなどに参考にする方も多いのではないでしょうか。

hanaemuに選んだ花言葉は

「喜びを運ぶ、温かみのある白のくちなし」
「あなたに微笑む、仄かな薄ピンクの山桜」
「温かな愛情、やわらかなピンクのカーネーション」
「絆という言葉をもつ、明るいオレンジのバラ」
「感謝を伝える、彩度を少し抑えた赤のポピー」

色彩は、柔らかい印象を表現するために絶妙なグラデーションになっています。
本物の花びらとまではいきませんが、奥行きのある表情が魅力です。

  • 色は、顔料を拭くんだ化粧土を特別に調合しました。程よい濃度にして、グラデーションになるように浸しています。

  • 箸置きの裏には小さな印を。一つ一つ丁寧に、お客様に無事届くよう願いを込めて作業しています。


箸とセットの展開もあり、贈り物にちょうどいい仕上がりです。
箸は、八角形で持ちやすくつかみやすいものを、福井県小浜で生産していただきました。

hanaemuの企画は、2020年の春頃。“大切なひとに会いに行きたいけど、難しい”-そんな時期に、スタッフの「贈り物を通して愛情や感謝の気持ちを伝えたい」という思いから始まりました。彼女は純情で、温かい心を持っていて、紡ぎ出す言葉は美しくて魅力的。そんな彼女が描くものづくりに、スタッフ全員が心動かされました。

「風に乗って、空を漂い、思う人のところへふわっと降りてくるような・・・」
「蕾が綻ぶときに、ふと笑顔になる、大和言葉にある“花笑む”という表現」
「なくてもいいけれど、でもあったら嬉しい。愛着が生まれて、使うときその人を思い出すもの」
「贈りたい言葉と気持ちがリンクする、お花を贈るときの花言葉という要素」

形作りから、色選び、言葉を並べて・・・沢山の工夫と想いが込められた箸置き“hanaemu”。
これからも多くの方々の元に届いて欲しいと思います。

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